増車で所要時間短縮 流山市の「保育ステーション」 ルート分離し「30分以内」目指す


ちばとぴ
------------------------------------------------
 駅前と各保育所間をバスで結び、子どもを送迎する
流山市の子育て支援事業「送迎保育ステーション」で、
同市はバス1台を増車することに決めた。
保育需要の増加に伴い、市内の保育所増設を
次々と進めた結果、バスのルートが延び、停車回数も増加。
「30分以内」とする送迎時間の目標が困難となったためだ。
開会中の9月市議会で関連予算案が可決され次第、
早々に導入手続きに入る。

 同ステーション事業は2007年7月にスタート。
早朝に預けられた子どもが駅前施設から
各保育所にバスで移動。
保護者の仕事が終わる時間になると、
逆に各保育所から駅前施設にUターンするシステム。
送迎エリアを市内全域としている事例は全国的にも珍しいという。

 自宅から最寄りの保育所が定員超過で入所できない場合でも、
市が送迎を代行することで空きのある
他の保育所に入所させることができる利点がある。
流山おおたかの森駅前に設置された後、
08年に南流山駅前にもできた。
2駅とも05年に開業したつくばエクスプレスの停車駅で、
沿線開発が進み、子育て世帯の
人口流入が急増している地域だ。

 もともと同ステーションは保育所の
待機児童解消策として始められた。
だが、市内の保育需要は増加し続け、
待機児童はいまだ解消されていない。
保育所の数も07年度の17カ所から
現在は公立・私立合わせて22カ所と
増設の措置を取っているが
ニーズに追いついていないのが現状だ。
------------------------------------------------
保育士新卒 新卒情報 保育士転職