学校選択制で全保護者アンケート 大阪市教委

朝日新聞
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 大阪市で2014年度からの導入が検討されている
「学校選択制」をめぐり市教育委員会は
19日、市内全域の幼稚園、保育所、小学校低学年の
保護者全員を対象に、導入の是非を問う
アンケートを実施する方針を明らかにした。

 学校選択制は子どもの入学時に一定区域内で
小・中学校を選べる制度。
橋下徹市長は、市内24区長それぞれに
地元住民の意見を聞かせ、
区ごとに導入の是非を判断させる考えだ。

 市は3~5月に24区で説明会を開き、住民に意見を聴いた。
この場では「学校と地域の関係が薄くなる」などと反対意見が続出。
来場者アンケートでも小・中ともに反対が賛成を上回った。
一方、市民や研究者らが選択制を議論する「熟議」の場では、
「一部の保護者だけではなく、
全体の意向を調べる必要がある」などの声が出ていた。

 市教委では「住民の意見集約の一つ」として
市内全域でアンケートをする。
対象は就学前の幼稚園、保育所や
小学4年以下の保護者らになる見込み。
結果は区長が選択制導入を検討する際、
重要な判断材料になるとみられる。(尾崎文康)
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