絵本に園児ワクワク


朝日新聞
------------------------------------------------
◆米子白鳳高生が実習

 米子白鳳高校(米子市淀江町)で
「発達・保育」を選択する3年生が
26日、絵本作家の岩井俊雄さん(49)の指導を受け、
近くの淀江保育園で絵本を教材にした保育実習をした。
自分で描いた絵で園児たちの好奇心を誘い、
絵本を楽しく読ませるコツをつかんでいた。

 子どもたちに人気の本の作者(オーサー)が
小、中、高校を訪れて授業する読書推進事業
「オーサー・ビジット」(朝日新聞社など主催)の一環。
同校で「発達・保育」を選択する3年生8人は、
年間80時間の保育実習をしている。
今回はいかに園児に絵本の読み聞かせをするか、
そのヒントを著書「100かいだてのいえ」などで知られる
岩井さんに学ぶことにした。

 岩井さんが採用した教材は自作の「どっちがへん?」。
2枚の似通った絵で、おかしな絵を園児に当てさせるというもの。
高校生たちは前日、2枚の絵を作成するなど
教材作りから岩井さんの指導を受け、
この日はまず、岩井さんがお手本を見せた後、
順番に園児の前で発表した。

 松浦奈々美さん(18)は時計をテーマに針の長短、
数字の並ぶ順番の逆を描き、「さあ、どっちがへん?」。
園児たちは競って手を挙げ、間違いの絵を指すなど
ゲーム感覚の授業に熱中した。
その園児たちの積極性に、「こんなに興味を持つなんて。
岩井さんの絵本作家らしいアイデアはすごい」。
保育士を目指すという宗延優勝(まさる)君(18)も
「子どもたちがこんなに集中するとは驚いた。
岩井さんに興味の引き出し方を教わった」と話していた。

 担当の清水裕子教諭(50)は
「ただ子どもたちと一緒に遊ぶのではなく、
工夫をすれば、子どもたちの可能性を引き出せることが
肌でわかったと思う」と今回の授業の意義を話した。

 岩井さんも「生徒には自信をもって、
自分を表現することを伝えたかった。
それがわかってくれれば」と話していた。(佐々木宏)
------------------------------------------------
保育士新卒 新卒情報 保育士転職