福島の子どもの甲状腺検査、10月から全国で実施


朝日新聞
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東京電力福島第一原発事故に伴う
放射線の子どもへの影響を調べるため、
福島県が18歳以下の県民を対象に行っている
甲状腺検査が、10月から県外でも受けられることになった。

当面の対象は、震災当時、福島県の田村、
南相馬、伊達の各市、川俣、広野、楢葉、富岡、
大熊、双葉、浪江の各町、川内、葛尾、飯舘の
各村に住んでいた18歳以下の人。
県によると、このうち県外に避難している
未受診者は約5100人という。

10月以降、44都道府県の計71の病院などで
受診できることが決まった。
新潟県と京都府は実施医療機関と調整中という。
県民健康管理調査の実施主体である
福島県立医大から、県外の対象避難者に通知が届く予定。

甲状腺検査は昨年10月に開始。
事故後に高い放射線量が測定された地域を
優先して実施し、2年半で県全体の
約36万人の検査を一巡させる計画。
その後も生涯、定期的に無料で検査を受けられる。
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