大川小児童らの慰霊碑、被災者多く資金集め難航

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東日本大震災で児童・教職員84人が
死亡・行方不明となった宮城県石巻市立大川小のある
同市大川地区で、地元住民による慰霊碑建立計画が進んでいる。
だが、地区住民の多くが被災者で資金集めが難航しており、
設立委員会は建立費用の寄付を呼びかけている。

大川地区は津波で380人が死亡、38人が行方不明となり、
約400戸が全壊した。
大きな被害を受けたため、昨春から慰霊碑建立の構想が浮上。
設立委員会を組織し、昨年末には
大川小近くの道路脇に基礎部分を整備した。

しかし、地区住民の多くが津波で自宅や職場を失い、
不安定な暮らしを強いられており、
約500万円とされる資金のメドが立たない状況だ。
構想では約3メートルの地蔵と、
犠牲者の名前を刻んだ慰霊碑を併置する予定で、
来年3月の三回忌に間に合わせたい考え。
大川小児童や教員の遺族らにも案内を出しており、
設立委員会は地区すべての
犠牲者の名前を刻みたいとしている。

同小OBで、妻ら3人が同小に避難して
亡くなったという設立委員会の武山郁夫代表(55)は
「大川地区は大川小と共存してきた。
寄付を集めるのが難しい状況だが、
なんとか一緒に供養してやりたい」と、呼びかけている。
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