【福井】児童通学路の見通しよし のぼり旗など移動・撤去 


中日新聞
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県内各小学校の通学路で、見通しの妨げとなる
のぼり旗や立て看板の移動・撤去が進んでいる。
県の主導で夏休み中に設置者に要請して実施。
夏休み明けをむかえて、県では
「通学路の安全性が高まったはず」と効果を見込んでいる。

京都府亀岡市で通学中の児童が
交通事故に巻き込まれて犠牲になるなど、
全国的に登下校時の子どもが被害者となる事故が
多発したのを受けて行った。

六月に県と市町職員が県内二百小学校区の
通学路を点検し、運転手の視界の妨げとなる
のぼり旗など障害物を千三百十二カ所で確認。
七月下旬から各小学校のPTAや教員らが、
設置する店舗などに文書を届けて、動かすよう依頼していた。

県道路保全課によると、
八月末現在で実際に移動・撤去できた障害物数は
「各校からの報告待ちの段階」。
ただ、鯖江市鳥羽小学校の学区では、
はためくと歩道部分にはみ出していた
四カ所の店舗ののぼり旗を、
歩道から離して置いてもらえるようになった。
担当者は「他の地域でも設置者の
理解が得られているはず」としている。

県内全体で移動・撤去できた障害物数は今月中にも集計し、
未対応の設置者には再度の要請を行う方針。
ただ、依頼を受けた側からは
「のぼり旗を歩道から離して置くと、
駐車場のスペースを狭める」などと
営業への影響を気にする声も出ているという。

道路保全課では「強制ではないが、
通学路の安全性を少しでも高めるための対策。
理解をいただきたい」としている。
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