「地震だ地震、頭を守れ」 幼児向け「防災の歌」作る


中日新聞
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能登町 小木中生 きょう披露


 「地震だ地震、頭を守れ」「みんなが元気か声を掛けよう」-。
能登町小木中学校が、地域の幼児に
地震や津波への対処方法を伝える「防災の歌」を作り、
十三日に地元で初披露する。
生徒たちは、歌詞に合わせた振り付けを考案。
「親しみやすいメッセージとして、
地域防災に少しでも役立ってほしい」と期待している。(志村拓)

 学校のある小木地区は、住宅の大部分が海から一キロ圏内、
海抜十メートル以下に集中する。
同校では東日本大震災後から、町に先がけて
ハザードマップを作成し、津波避難や
模擬避難所設置などの訓練も実施。
独自の防災活動を展開している。

 防災の歌は、一年生十九人が七月から担当した。
生徒が手がけた童謡調の曲を採用し、
学年副担任の三杯邦子教諭(43)が
在宅時の地震発生を想定して三番まで作詞。
生徒たちが歌詞に合わせ、頭を手で覆ったり、
足元を指さして安全確認するなどの身ぶりを考えた。

 津波対策を呼び掛ける三番では、
ジェスチャーにもひと工夫。生徒たちは、
体をうねらせて押し寄せる津波役と
走って逃げる人間役に分かれ、
寸劇仕立てで素早い避難の必要性を強調する。

 男子(13)は「振り付けも含め、覚えやすい歌だと思う。
小さい子に口ずさんでもらい、
災害が起こったら全員が助かってほしい」と話していた。

 一年生は十三日、同町の小木保育園を訪問。
歌を発表するほか、同校のハザードマップも紹介して
防災啓発の講師を務める。
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