【栃木県】学童保育、10年で倍増 県内5月時点 最多1万7千人利用


下野新聞
------------------------------------------------
 共働きやひとり親家庭の小学生を
放課後に預かる県内の「放課後児童クラブ」(学童保育)
の利用児童数は、今年5月時点で
過去最多の1万7545人となり、
10年前と比べほぼ倍増したことが
県こども政策課のまとめで分かった。
クラブ数も過去最多で460カ所。
一方、申し込んだのに利用できなかった「待機児童」は
5市町で24人となり、前年の51人から半減したが、
「潜在的な待機児童はもっといる」と、
実態把握の不十分さを指摘する声もある。

 2002年のクラブ数は261カ所で、
利用児童数は8945人だった。
共働きの増加などを背景に、年々増加している。
ニーズの高まりに伴い、県は「とちぎ子育て支援プラン」で、
クラブ数を14年度までに515カ所とすることを目指している。

 こうした中、待機児童の把握が課題になっている。
学童保育に法的な基準がなく、
市町によって待機児童の把握方法にばらつきがあるためだ。
本県の待機児童数は関東地方で最少。
他市町に比べ児童数が圧倒的に多い
宇都宮市の待機児童数は2006年以降、
毎年「0人」となっている。

 同市教委によると、毎年度当初に各クラブが
保護者の就労状況やクラブの利用希望頻度などを基に
「選考」を行っているが、選考から漏れた児童は
対象外とみなされ、「待機」の統計には含まれないという。
------------------------------------------------
保育士新卒 新卒情報 保育士転職