【山口県】子どもらの高齢者宅訪問26年


中国新聞
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 光市島田の市立島田小で、高学年の子どもたちが
「ジュニア福祉員」として高齢者宅に訪問する活動を続けている。
高齢化が進む地区で、児童に福祉の心を根付かせようと
地域ぐるみで取り組んで26年になる。

 9月下旬にも5、6年生約100人が14班に分かれ、
民生委員とともに校区内の高齢者宅25軒を訪問。
子どもたちは「島田小のジュニア福祉員です」
と元気よくあいさつし、高齢者としりとりやなぞなぞをして楽しんだ。

 訪問を受けた神田邦江さん(74)は「朝から待っていたよ」。
「道で会っても大きな声であいさつしてくれる。
こちらまで明るい気持ちになります」と目を細めた。
5年の女児(11)は
「神田さんは運動会にも来てくれていた。
応援合戦も褒めてもらえてうれしかった」と話した。

 ジュニア福祉員は島田地区が
山口県の在宅福祉モデル地区に指定されたのをきっかけに
1986年からスタートした。
高齢者宅を年2回訪問することを中心に、
運動会の招待状や年賀状を送ったり、
敬老会で出し物をしたりしてふれ合っている。

【写真説明】神田さん(左)と玄関先で交流する
島田小のジュニア福祉員
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