風船300キロ 福井へ飛ぶ


中国新聞
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 呉市広横路の横路保育所の園児が
運動会で飛ばした風船が、
直線距離で約300キロ離れた
福井県小浜市の民家にたどり着いた。
保育所は交流のきっかけになればと喜んでいる。

 6日の運動会で用意した風船は200個。
住所や保育所名を書いた紙と花の種とともに
午前11時半ごろに放った。
一つがその日のうちに福井まで飛んでいった。

 小浜市の派遣社員上島光子さん(54)が
自宅の庭でピンクの風船を見つけたのは
同日午後7時ごろ。「夜露にぬれて花のようだった」と振り返る。
長女の保育士大下光彩さん(27)が
3日前に孫の優里花ちゃんを産んだばかりで、
「誕生を祝うプレゼントみたいでうれしくなった」という。

 保育所は園児の写真と手紙を上島さんに送る予定。
加納俊明所長(72)は「距離は離れているがこれも縁。
上島さんの娘さんは保育士でもあり、
何かしらの交流につなげたい」と期待している。
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