親子で絶対暗記!不審者の子どもへの声かけ6パターン


WooRis
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子どもを狙った犯罪が報道されるたびに、
「もしも我が子が被害に遭ったら……」と
胸を痛めるお母さんはきっと多いことでしょう。

警察庁の統計によれば、犯罪のなかで
子どもが被害者となる割合が最も高いのは“略取・誘拐”。
平成24年に起こった略取・誘拐事件のうち、
被害者が子どもというケースが
約8割にものぼるのだそうです。

子どもを恐ろしい事件の被害者にしないためには、
日頃からの対策が不可欠。
たとえば、「知らない人には絶対についていっちゃダメ」
を徹底させるなどです。
とはいえ、加害者のなかには、
いかにも親しげに話しかけてくる者もいるので、
“知らない人”なのかどうか子どもでは
判断できないことも少なくありません。

そこで、危機管理対策アドバイザーの国崎信江さんの著書
『犯罪から子どもを守る50の方法』から、
不審者の声かけパターン6つをお届けしたいと思います。

■1:おもちゃやお金などで誘う


<「ゲームソフト買ってあげる」

「2,000円あげるからクルマに乗って」>

昔からよくある典型的な手法ですね。
なかには、言葉をかけるだけでなく、
おもちゃやお金の実物を見せるケースもあるかもしれません。

いずれにせよ、「いきなりそんなことを言ってくるのはおかしい」
ということを子どもにしっかりと言い聞かせましょう。

■2:子どもの興味のあることで誘う

<「野球の監督をやってるんだけど、
いまからいっしょに野球しない?」

「子イヌが産まれたから、見においで」>

好奇心旺盛な子どもだと、思わず
「うん」と言ってしまいそうですよね。
独りではなく、友達が一緒のときでも、
絶対についていってはなりません。

■3:困っている人を装う


<「行き方がよくわからないから、
クルマでいっしょに行ってくれない?」

「手をケガしているから、荷物を持つのを手伝って」>

「困っている人は助けてあげなさい」というのと
矛盾するようで、非常に難しい問題です。
ただ、子どもの身を守るためには、
「困っているように嘘をつく人もいるから、
大人が一緒にいないときには、
見知らぬ人を相手にしないほうがいい」
ということを子どもに分かってもらうしかありません。

■4:親切な人を装う


<「暗いから家まで送ってあげる」

「いま、ぶつからなかった? 心配だからクルマに乗って」>

ニコニコといかにも“優しい大人”を装って
近づいてくるので油断がならないですね。
これまでの例でも頻繁に挙がっていますが、
特に車には絶対に乗ってはなりません。

■5:知り合いのふりをする


<「お母さんがケガをしたんだ。
病院に行くから、クルマに乗って」

「家、知っているから乗せていってあげる。3人家族だよね」>

「お母さんがケガ」だなんて言われると、
子どもとしては動揺してしまいますよね。
いろんな手口があるのだということを、
日頃からぜひ子どもに言い聞かせておくべきでしょう。

このほか、名札を見たり、子ども同士の会話に
聞き耳をたてたりして、「●●くんだよね?」などと
話しかけてくるケースもあります。

■6:変なたのみごとをする


<「靴下を写真に撮らせて」

「このフィルムケースにつばを入れて」>

子どもを狙った性犯罪もあとをたちません。
どんなに変なたのみごとでも、
「大人の言ってることだから」と従ってしまう子どもも多いようです。

子どもの心に深い傷を残さないためには、
「知らない大人のたのみごとは絶対聞いちゃダメ。
すぐに逃げて!」としつこく教え、さとしましょう。

以上、不審者の声かけパターン6つを
お届けしましたがいかがでしたか?
 これらはあくまでよくあるパターンにすぎません。
各都道府県警察のホームページなど で、
最近発生した事例を調べたり、
子どもと「こんなときどうする?」と話し合ったりして、
取り返しのつかない事態を絶対に発生させないようにしましょう!
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