【新潟県】児童が仕事体験


朝日新聞
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 小学生が「銀行」や「税務署」で働き、
給与として受け取った通貨「ターフ」で、
食べ物を買ったり、ゲームを楽しめたりするイベントが
30日、新発田市の県立新発田商業高校であった。
社会の仕組みを学び、働く意味を感じてもらおうと企画され、
約260人の子どもたちが楽しんだ。

 イベントは「2012キッズビジネスタウンしばた」。
県高校長協会商業部会が4年前から、
県内の商業高校を会場に開いている仕事の疑似体験イベントだ。
今回は新発田市内6校の小学4~6年生が参加。
体育館や教室に、食堂やPOP広告づくり、
写真屋など約40の「職場」が用意された。

 子どもたちはまず「ハローワーク」で、やってみたい仕事を選ぶ。
高校生の指導を受けながら30分間、
仕事をすると、「銀行」で報酬として110ターフをもらえる。
「税務署」に10ターフを納めた残りで、
カレーやうどんを買ったり、射的やボウリングなどを楽しんだりできる。
銀行や税務署の窓口係、ゲームの係員も小学生が務める。

 税務署とPOP広告づくりの仕事を経験した
二葉小4年、男児(10)は、報酬でチョコバナナを買った。
「いつもお母さんにお小遣いをもらうけど、
自分で働くのは難しいと思いました」と語った。

 まゆ玉工作の仕事をした御免町小6年、女児(11)は
「(給与を使って)写真を撮りたい。
いろいろな職業の体験ができて面白い」と話していた。(戸松康雄)
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