保育所入所で選考基準を点数化 大阪市


YOMIURI ONLINE
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 大阪市は11日、新たな選考基準に基づいた
来年度の認可保育所の入所受け付けを
22日に始めると発表した。
申し込み世帯を4分類するだけだった
従来の選考基準を改め、保護者の就労状況などに応じて
点数を配分、合計点数の高い世帯から
入所者が決まる仕組みにする。
市内の保育所の待機児童数は2年連続で増えており、
橋下市長は「選考過程を透明化し、
(市民の)納得感を高めたい」としている。

 保育所は、保護者が就労や疾病などで
子どもを保育できない場合に申し込みできる。
4月現在、市内の認可保育所は388か所、
待機児童数は府内の市町村で最多、
全国の市区町村で5番目に多い664人。
一昨年は205人、昨年は396人で増加傾向が続く。

 新基準は、
〈1〉就労や出産など保護者の養育状況で
200点まで配点される「基本点数」
〈2〉子どもを預けられる親族の有無などで
加点・減点される「調整指数」
――の合計点数から入所者を決める。
例えば、一人親がフルタイムで働いていれば200点。
親族が近くに住んでいれば3点引かれる。

 従来の基準は、就労状況などで
A~Dランクに分けていたが、
同じランク内での優先順位が不明確で、
橋下市長が見直しを指示。
市によると、選考基準を点数化する制度は
昨年度現在、政令市19市のうち堺市など
12市が導入しているという。

 締め切りは11月2日。
市は11月中旬に保育所別に年齢ごとの
申し込み状況を公表し、
希望保育所の変更を一定期間受け付ける。
結果は2月中旬に通知される。
問い合わせは、各区役所の保健福祉センターへ。
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