いないいないバァ~の秘密が明らかに!なぜ、子供はいないいないバァをすると喜ぶの??


日刊テラフォー
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「いないいないバァ~」は世代・地域を越えて、
大人が小さな子供を楽しませる時の伝統的な遊びだ。
大人には、一体何が面白いのか分からないが、
子供達は大いにはしゃぐ。

イギリス、ケンブリッジ大学の研修者達は、
その疑問の答えを科学的に解明しようと調査を行った。

3~4歳にマスクを着用させて目隠しをし、
研究者達に自分の姿が見えていると思うかどうか
質問したところ、すべての子供達が“NO”と答えた。
また、多くの子供達が、研究者は
目隠しをしている大人の姿も見えないと思っていた。
つまり、小さな子供達は、目隠しをすると、
透明人間になったように、存在が周りからは見えなくなる、
と考えているのだ
透明人間になったら、それは、はしゃぐのも最もだ。

研究者達は、さらに掘り下げて、
「目隠しをすると透明人間になる」という子供達の発想は、
自分が目隠しをしたことにより
周りが見えなくなることからくるのか、
あるいは、周りの人が自分達の目を
見れないことからくるのかを調査した。

子供達にレンズの外側部分がミラーになっている眼鏡を与え、
子供達が眼鏡を掛けている時、自分達は周りが見えるが、
周りの人は誰も彼らの目を見れない状態にした。

残念ながら、37人中7人の子供達しか、
この眼鏡の仕組みを理解しなかったが、
理解した7人のうち6人の子供達は、
周りの人は自分達の目を見れないので、
自分達自身は周りの人や
自分の体が見えているにも関わらず、
自分達は透明人間になっていると思っていた
確かに、子供達は、大人が一方的に
「いないいないバァ」をした時でも、喜んで笑う。

さらに研究者達は、研究者達が子供達をじっと見ている時に、
目をそらすよう支持し、
自分が研究者達にどう見えていると思うか尋ねた。
すると、ほとんどの子供達が、
研究者と目が合わない限り、
自分は見えていないと考えていた
その逆の状況でも、結果は同じだった。

「透明人間になって」と問い掛けると、
子供達は単純に目だけを隠した。
この時、子供達は、自分の体は
隠れていないことは理解しているのだが、
誰とも目が合わない状態の為、
「自分」という存在は消えて見えないと
考えていることを示唆している。

小さな子供達にとっては、肉体と「自己」の存在は、
目で結び付いており、お互いの目を合わせることで、
「自己」の存在を確認し合っているようだ

『目は心の鏡』という諺があるが、
子供達にとっては、目は自己の存在を
映し出す鏡でもあるということだ。
やはり、人、特に小さな子供と話す時は、
相手の目を見て話すことが重要だ。
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