マイ「日田げた」出来た 園児が絵付け体験


西日本新聞
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 日田市の特産品「日田げた」の
製造業者8社でつくる「大分日田げた組合」(高村武雄会長)は
25日、同市三本松の日田玖珠地域産業振興センターで、
幼稚園児を対象にオリジナルげたの絵付け体験会を開いた。
幼い時からげたになじみ、ファンになってもらう目的で、
19年ぶりの実施。
7月に開く予定だったが、組合加盟社の一部が
豪雨で被災し、延期していた。

 この日は、市内の5幼稚園の年長組約200人が参加した。
組合員が製作した幼児サイズの白木のげたに、
園児たちは色とりどりの水性マジックでハートや花、
好きなキャラクターなどを描き「マイげた」を仕上げた。
ルーテルこども園の女児(6)は
「幼稚園のマークや花、クローバーを描きました。
履くのが楽しみ」と喜んでいた。

 絵付け体験は1990年に日田市で開催された
全国木製履物連合会大会で定めた
「全国下駄(げた)の日」(7月22日)に合わせ、
91年から3年続けて行った。
げたの需要低迷が続いているため、
子どもの時からげたを身近に感じてもらおう、と復活させた。

 高村会長は「げたは土踏まずの形成を助け、健康にもいい。
子どもたちが木の温かい履き心地を体感し、
大人になっても日田げたを履き続けてほしい」と期待していた。

 7月の豪雨では、高村会長を含む3事業者の工場が浸水し、
機械類が水に漬かるなど大きな被害に遭った。
8月に生産を再開したという。
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