【札幌市】私立幼稚園が預かり保育 今月から 市が補助、28園登録


Doshin web
------------------------------------------------
 札幌市内の私立幼稚園で、
保育所と同程度の時間帯まで幼児を
有料で預かる保育サービスが今月から始まった。
保育所の待機児童解消を目指す札幌市が、
市に登録してサービスを行う園に
一定額を補助する事業を始めたのに伴うもので、
本年度は28園が登録。
さっそく共働きの保護者らがわが子を預けていた。

 同サービスは、登録した幼稚園の3歳以上の園児が対象。
正規の教育時間は4時間(多くは午前10時~午後2時)だが、
有料の預かり保育を朝は午前8時から
教育時間の開始まで、
夕方は教育時間の終了から午後6時まで行う。
夏、冬、春休み中も対応する。

 預かり料は園によって異なるが、
市は仕事や病気が理由で預けられた
園児1人につき1カ月分で6千~8千円を園側に補助。
本年度予算として約2500万円を計上した。
登録した28園で、受け入れ枠は計582人分。

 市内では共働き世帯増加などで預かり時間の長い
認可保育所を希望する親が増え、
4月1日現在の待機児童数は
全国の市区町村で2番目に多い929人だった。

 一方、私立幼稚園での預かり保育は
「朝は預かれない」など条件が園によって違い、
保護者のニーズに合わないことも多い。
このため、保育所並みの水準に拡充させ、
私立幼稚園の利用を促して保育所の待機児童減につなげようと、
市が補助に踏み切った。

 サービスを始めた北区の百合が原幼稚園では、
預かり保育はこれまで午後6時までの
夕方のみで平日の朝は原則的に行っていなかったが、
午前8時からの朝の預かりがスタート。
2日は朝夕で保護者18人が利用した。
5歳の次女を預けている北区の病院職員、女性(39)は
「朝に園に送った後で出勤すると定刻ぎりぎりだったが、
早く預けることができて大変助かる」と歓迎していた。(藤本卓郎)
------------------------------------------------
保育士新卒 新卒情報 保育士転職