【滋賀】野洲養護学校大規模化に疑問相次ぐ


中日新聞
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 特別支援学校の児童生徒急増の対応策として、
野洲市の野洲養護学校に新校舎を建設する
県教育委員会の計画をめぐり、
県教委による保護者向けの説明会が二十九日、同校であった。
六年後に児童生徒数四百人を超える
全国でも少ない大規模校となる見通しについて、
保護者らから「教育の質が保てるのか」という疑問が相次いだ。

 急増対策として、県教委は当初、
栗東市の聾話(ろうわ)学校内に野洲養護学校の分校を
設置する方針だったが、聾話学校の敷地は
手狭であるなどの理由から断念。
聾話学校に振り分ける予定だった
児童生徒百人分の教育環境の整備が急務となるため、
野洲養護学校内に普通、特別教室が入る校舎を
二〇一五年度までに増築して対応することにした。

 この日は、計画変更の経緯を報告した
県教委の担当者らに対し、
保護者らは「今でも教室、教員の数が不足しているのに、
さらに子どもが増えたら学校運営が回らなくなる」などと批判。
「別の場所に新校を造るべきだ」といった提言もあった。

 県教委は必要な施設や人員を配置する方針であることや、
学校建設が可能な用地確保は難しいことなどを説明したが、
保護者から納得は得られず、
引き続き県教委に説明会を開いていくことで意見をまとめた。
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