不登校の子どもを持つ親らが結束 豊後大野


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 不登校について考える親の会「豊後大野星の会」
(佐藤正隆代表、5人)が発足した。
豊肥地域には不登校の子どもを持つ親らが
語り合う場がなかったため、大分、別府、津久見各市で
活動している「星の会」(加嶋文哉代表)が働き掛け、
保護者らで結成。
「当事者同士が体験を素直に語り合うことで、
前を向く力を持ってもらえれば」と話している。

 第1回例会が豊後大野市三重町の市中央公民館であり、
不登校の子を持つ親や市職員ら10人が参加した。
冒頭で、参加者が自由に話ができるように設けた
「この部屋を出たら、ここで話したことは忘れる」
というルールを確認。体験の報告が始まった。
 ある母親は、友人関係の悩みから娘が
不登校になっていることを説明。
学校に通っているきょうだいへの影響や、
進学を勧めるかなどの悩みを打ち明けた。
別の母親たちからは
「子は子で、親に迷惑を掛けていると感じている」
「子どもが苦しむ姿をきちんと見てあげることが大事。
親が落ち着き過ぎていると、自分が大事にされていないと感じる」
などと、それぞれの体験と照らし合わせながら語り合った。
 小学校教諭の佐藤代表は
「地域のつながりが薄れ、誰にも相談できず
1人で悩みを抱え込んで苦しむ親が多い。
自分の考えを整理する場として活動していきたい」と話している。
 同会は毎月第2木曜日午後7時から、
同公民館で例会を開く。参加費は会員200円、一般500円。
問い合わせは佐藤代表(TEL0974-22-0523、夜間のみ)へ。
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