難病の子へ「憩いの家」藤本義一さん、山荘提供


YOMIURI ONLINE
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 難病の子どもを支援しようと、
作家の藤本義一さん(79)が自身の所有する山荘を提供する。
山荘は車いすでも使いやすく改築し、今月初旬に完成。
難病の子どもや家族の憩いの場として活用される。

 山荘は、兵庫県芦屋市の緑豊かな別荘地に立つ。
木造2階建て、延べ床面積約110平方メートル。
難病の子どもと家族を支援する医師らが設立した
一般社団法人「こどものホスピスプロジェクト」(大阪市)に
賛同した藤本さんが6月に山荘の提供を申し出た。

 同法人は、苦痛を取り除く緩和ケアや看取みとりだけでなく、
子どもの預かりなど家族の休息支援の機能を持つ
子どもホスピス設立を目指し、2010年に発足。
藤本さんは、その活動を後押ししようと3月、
妻でエッセイストの統紀とき子こさんらと
支援団体「Forever Goodの会(FGの会)」を作った。

 山荘はFGの会が運営。
子どもホスピス建設にはまだ時間がかかるが、
山荘を難病の子どもと家族の楽しみや
休息のために無料で利用してもらう。
統紀子さんは「難病の子どもさんとご家族が、
ほっとした気持ちを味わえる場所になればうれしい」
と話している。
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