園児守る備蓄しっかり 利府町が幼稚園などに災害時物資


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 宮城県利府町は大規模災害に備え、
町内の幼稚園と認定こども園、認可保育所の
計10施設に備蓄物資を配備した。
保護者への引き渡しまでの間、
子どもたちが安全に過ごせるよう、
民間の幼稚園や保育所にも避難所の機能を
担ってもらうのが狙いだ。
 倉庫やワンタッチテント、石油ストーブ、簡易トイレなど、
災害時の施設運営に必要な備蓄物資をそろえた。
貯水槽のない施設には、
1000リットルのビニール製ウオータータンクも用意した。
 利府おおぞら幼稚園・保育園で
9月28日にあった贈呈式で、同園を運営する
学校法人東北外語学園の橋本栄一理事長は
「災害は避けられないが、
備えがあれば被害を最小限に抑えられる。
備蓄倉庫をきちんと整備したい」と謝意を述べた。
 10施設の園児は約1300人。
町外に勤める保護者も多く、東日本大震災では、
午後9時までに迎えに来られなかった保護者が4人いた。
設備の整った役場庁舎で迎えを待ったが、
多賀城市内に勤める母親が津波で移動できず、
翌日午後に駆け付けた例もあった。
 鈴木勝雄町長は「大きな災害では
帰宅できない保護者もいる。
施設が孤立した場合でも、
安全で安心できる状態で子どもたちを
保護できるようにしておきたい」と話した。
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