保育士が教える!子どもの叱り方


nanapi
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はじめに

子育ての中で、子どもにイライラして怒ってしまうこと、ありますよね。
しつけの中で、もっとも難しいのが、叱り方ではないでしょうか。

元保育士の私が、保育のプロである保育士は、
どんな場面でどのように子どもを叱るのか、
分かりやすくお伝えします。

どんな場面で叱るのか

子どもと接していると、叱りたい場面がたくさんあると思います。
一日中怒ってるなぁと反省している
お母さんも多いのではないでしょうか?

しかし、私は、本当に叱らなければならない場面というのは、
実はそんなに多くないと思っています。

叱る場面は2つだけ。
自分を傷つけたとき
相手を傷つけたとき

子どもは、まだまだ発達途中です。
ワガママをいうことも泣き叫ぶことも大切なことなのです。
そこに、叱ることの必要性を私は感じません。
大抵のことは、大きくなると自然に解消されることでしょう。

しかし、大きくなったときに絶対にやめて欲しいのは、
この2つではないでしょうか?

部屋を走り回ることと、お友達を叩くことを同じように叱っていると、
何が大切なのか子どもには伝わりません。
叱るのは、本当に大切なことだけに絞って、
子どもに伝えていきたいものです。

叱り方

では、叱るときはどのような叱り方がよいのでしょうか。

まず、ガミガミ威圧的に、感情任せに叱ることはやめましょう。
子どもは、恐怖を感じでしまいます。
すると、その内容よりも「怖い」という
イメージだけが残ってしまうのです。

一番良いのは、まず子どもの意見を聞くこと。
そして、何がいけなかったのか、
どうすればよかったのかを分かりやすく伝えることが大切です。

このとき、絶対にしてはいけないことがあります。
それは、子どもの人格を否定することです。
「悪い子ね!」などの言葉で、人格を否定することは、
子どもの心に大きな傷をつけます。
その出来事が「悪いこと」であり、
子どもが「悪い子」なわけではありません。
人格否定は、子どもの自己肯定感を下げ、
より人や自分を傷つけるようになります。
絶対に、気をつけてください。

おわりに

いかがでしたか?

子どもに叱るというのは、
イライラの感情をぶつけることではありません。
やめて欲しいこと、して欲しいことがあれば、
叱ってさせるのではなく、他の方法を考えましょう。

あなたは上司に褒められたときと叱られたとき、
どちらがやる気が出ますか?
また、どんな叱られ方なら、反省するでしょうか?

子どもを叱る前に、一度よく考えてみてくださいね。
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