【シンガポール】子供向け不健康な食品・飲料の広告、来年から禁止


AsiaX
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太りすぎの住民が増加傾向にあることから、
政府は子供の関心を引くことを狙った、
不健康な食品、飲料の宣伝を、
来年初頭から禁止する方針だ。
脂肪や塩分の多いファストフードや
糖分の多い飲料が禁止対象となる見通しだ。

健康な生活のための全国キャンペーンで
ガン・キムヨン保健相は「不健康な食べ物を標的にしたもので、
特定のブランドの食品を意図したものではない」と語った。
飲食習慣は比較的若い時に形成されることから
子供向け広告を規制する。

健康促進局(HPB)のアン・ハクセン最高責任者によると、
肥満住民の割合は過去3年間、
年1%ずつ増加しており、現在は大人の11%、
子どもの9%が肥満。

さらに肥満児童の半分は大人になった時、
糖尿病になり、失明、脳卒中、心臓発作など
深刻な病気になる可能性が高まるという。

西側諸国では、肥満者の割合が人口の17~18%に達すると、
それ以降は急速に肥満者の割合が
高まることが分かっている。
肥満が当たり前の現象として社会に受容されるためで、
こうした危険を予防するため、広告禁止に踏み切るという。

保健省は、テレビ広告、子供向け雑誌の広告から着手する。
バス停や学校近くに掲示される広告なども
規制対象となる見通しだ。
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