クスノキ（高さ約８メートル）の周囲に、
住民が持ち寄った木材で床を張るなどして
手作りしたツリーハウス「西っ子ゆめハウス」が
子どもたちの人気スポットになっている。
３階の最上部（高さ６メートル４０）からは
市内を一望することができ、連日、学区内外から
遊びに来た子どもたちの元気な声が広場に響いている。
（佐藤行彦）
「テレビゲームばかりしている子どもを外で遊ばせたい」――。
「テレビゲームばかりしている子どもを外で遊ばせたい」――。
一昨年春、広場の大きなクスノキを使って
ツリーハウスを作る計画が持ち上がった。
住民で作る西学区まちづくり推進委員会が昨年１０月、
広場を所有する市教委の許可を得て、建設を始めた。
回覧板などで要らなくなったマツやスギ、ラワンなど
回覧板などで要らなくなったマツやスギ、ラワンなど
様々な種類の木材を集め、元大工のお年寄りらを中心に
毎月２回程度、住民がボランティアで
木材で足場を組むなどの作業を重ね、今年７月、完成した。
敷地内の倉庫屋上からハウス２階（高さ約４メートル）部分に
敷地内の倉庫屋上からハウス２階（高さ約４メートル）部分に
つり橋を架け、階段で３階に登る仕組み。
木製のブランコやハンモックも作り、
地元の子どもたちが「西っ子ゆめハウス」と名付けた。
２９日は近くの市立西幼稚園などから約５０人が遊びにきた。
２９日は近くの市立西幼稚園などから約５０人が遊びにきた。
年長組の園児（６）は「一番上からお城（福山城）が見えた。
おうちもたくさんあって景色がきれいだった」と声を弾ませた。
同推進委員会の会員でハウスを管理する
岡本博光・市西公民館長（７３）は
「外で遊ぶ子どもたちのうれしそうな声を聞くと
ほっとしますね」と話していた。
ハウスの利用は無料だが予約が必要。
ハウスの利用は無料だが予約が必要。
学校や町内会、子ども会など団体で受け付ける。
小学３年以下は保護者の付き添いが必要。
申し込みは平日午前８時３０分～午後５時に