子供の運動能力、昨年度やや向上…文科省調査


YOMIURI ONLINE
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 文部科学省は7日、「体育の日」を前に
2011年度の体力・運動能力調査の結果を公表した。

 小中高校生の体力は、走る、投げるなどの
基礎的な運動能力が緩やかに向上したものの、
日頃から運動をしていない子供の体力は、
ピークとされる1985年度の水準と比べて
著しく低下している実態が浮かび上がった。

 調査は昨年5~10月、6~79歳の
男女約6万6000人を対象に実施。
このうち、9歳男女、13歳男女などで、
現行のテスト項目となった98年度以降、
最も高い合計点を記録。
小中高校生全体で前年度の記録を上回る項目が多かった。
ただ、85年度と比べると、11歳男女の反復横跳び、
13歳男子の50メートル走とハンドボール投げ、
16歳男子の50メートル走以外は、依然として低水準だった。

 特に体力の低下が顕著だったのが「1500メートル走」。
16歳男子の平均は6分8秒9で、
85年度の記録より約12秒遅かった。
このうち、アンケートで日頃、運動を「しない」と答えたケースの平均は、
同年度に「しない」と答えた子供の記録より約35秒遅かった。

 また、13歳男子は同年度との差が約10秒だったのに対し、
運動を「しない」子供は、同年度との差が
約31秒にまで広がっていた。
運動をしない子供の割合も増えており、
同年度との比較で13歳女子が5倍、
16歳女子は2・3倍だった。
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