11月に40キロ歩き遍路 喜来小(美馬)の全校児童58人


徳島新聞Web
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 美馬市の喜来小児童が11月2日から2泊3日の行程で、
鳴門市の四国霊場1番札所・霊山寺から
吉野川市の11番札所・藤井寺まで
40キロを歩くお遍路に挑戦する。
児童は春からオリエンテーリングに励み、
徐々に体力も向上。絆を強めながら完歩を目指す。

 遍路を通じて体力、気力だけでなく、
助け合いの精神やコミュニケーション力を
身に付けるのが狙いで、
1~6年生58人が8班に分かれて挑む。
2日午前9時すぎに霊山寺を出発。
上板町の6番札所・安楽寺まで16キロを歩き、宿坊で泊まる。
3日は阿波市の10番札所・切幡寺までの
15キロを歩き、近くの遍路旅館に宿泊する。
最終日は約9キロ。

 5月に学校周辺の史跡を巡るオリエンテーリングを実施。
体力不足を実感した児童は、
6月から歩数計を付けてウオーキングや縄跳びなどの
自主練習に取り組み始めた。
県ウオーキング協会会員を招いて正しい歩き方の講習も受けた。

 10月14日は本番前最後のオリエンテーリングがあった。
班によっては最長16キロの長丁場だったが、
つえを手に地図でコースを確認しながら、
全員が予定通り歩き切った。
6年の女児(11)は「本番はもっと大変だと思うけど
励まし合って元気に最後までたどり着きたい」と意気込んでいる。

 特色ある学校づくりに助成する市の
プラスワンスクール推進事業の一環で、
助成金220万円を宿泊代や交通費に充てる。
18日に、同行する保護者や地域住民らと結団式を行う。

【写真説明】お遍路に向けたオリエンテーリングで
つえを手に歩く喜来小児童=美馬市脇町の県道沿い
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