学童保育での事故は年間227件


NHK NEWS WEB
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親が仕事などをしている間に
放課後の小学生を教室などで預かる学童保育に関連して、
この1年間に子ども1人が死亡したほか、
大けがをする事故が220件余り起きたことが
厚生労働省のまとめで分かりました。

学童保育は、主に小学1年生から3年生を対象に、
親が仕事などをしている間に放課後の時間を
学校の空き教室や児童館などで預かるもので、
全国の2万1000か所余りでおよそ
85万人の小学生が利用しています。
厚生労働省がことし9月までの1年間に
全国の学童保育に関連して起きた事故を調査したところ、
33の都道府県で、こども1人が死亡したほか、
大けがする事故が226件起きたことが分かりました。
このうち死亡事故は、ことし5月、
大阪・中央区で指導員が先導して、
小学校から学童保育の施設に向かう途中で
小学1年生の女の子が車にはねられ死亡しました。
このほか、遊具から転落したり、
球技をしている際にほかの子どもと衝突したりして
骨折したケースが182件と、全体の80%を占め、
最も多くなっています。
厚生労働省は、学童保育を実施する
全国の自治体に対して安全対策を
徹底するよう求めるとともに、
現在、指導員の配置などには法的な基準がないことから、
今後、議論を始めて新たに基準を設けたいとしています。
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