児童相談所職員、国際会議へ 虐待への対応報告


YOMIURI ONLINE
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 さいたま市児童相談所は、
児童虐待への対応について諸外国の担当者と
情報交換するため、オーストラリア・パース市で
12~14日に開かれる国際会議に職員2人を派遣する。

 同相談所は2009年度から、
児童虐待とみられる事例が発生すると、
子供たちの安全を第一に、
保護者らの良い点と悪い点を公平に分析・協議し、
家族の力を引き出していく
「サインズ・オブ・セイフティ」と
呼ばれる面接方法を導入している。

 これは同国で考案され、
家族が主体的に解決できる工夫が盛り込まれている。
日本では自治体が組織的に取り入れているケースは
珍しいとされ、同相談所は今回の会議でその実践報告をする。

 会議には、同方法を積極的に活用する
同国の西オーストラリア州や、オランダ、
ニュージーランド、カナダから、
児童虐待に対応する自治体職員らが参加する。
同相談所は、「父母らと話を始める入り口が一番難しい。
どういった工夫や手段があるか先進国から学びたい」としている。

 同相談所の児童虐待に関する相談・通報の受付件数は
昨年度、過去最多の997件。
今年度は上半期(4~9月)554件で、
昨年度を上回るペースという。
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