使わない楽器をスリランカの子供たちに! 国境なき楽団


47news
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 NPO法人・国境なき楽団は国際協力機構(JICA)から
依頼を受け、スリランカに送る楽器の寄付を求めている。

 しかし、求められている楽器がビオラなど
オーケストラ用の楽器であるため、
まだまだ集まってない状況だ。
国境なき音楽団は「長い内戦で分断された
スリランカの子供たちを音楽でつなげたい」
と協力を呼びかけた。

写真は2009年8月にケニアに楽器を届けたときのもの
太鼓とタンバリンを手渡すと
子供たちは早速叩いて喜んでくれた
▽音楽で南北をひとつに

 国境なき楽団は2006年から、
「海を渡る風」プロジェクトとして
使われなくなった楽器を日本で集め、
マニラを皮切りに開発途上国や国内被災地の
子供たちに楽器を届けてきた。

 今回はその一環としてJICAの
「世界の笑顔のために」プログラムに協力、
スリランカに送る楽器を探している。

 26年にわたる内戦が2009年に集結したスリランカは、
いま生活の再建の真っただ中だ。

 JICAの支援のもとタミル人が通う北部の学校と、
シンハラ人が通う南部の学校、
両方の子供500人を対象に音楽を教える取り組みが
進められている。

 「演奏できるようになった子供には自信が生まれ、
音楽って楽しいんだなと思い、もっとうまくなりたいと思う。
プラスのスパイラルが生まれる」

 と代表理事の庄野真代さんは語る。

 いまはリコーダーやバイオリン、打楽器を中心に
子供たちは練習中だが、もし楽器の提供があれば、
オーケストラを作ることができ、演奏の機会も増える。

 「リコーダーや鍵盤ハーモニカだと
持ってきてくださる方も多いが、
今回はオーケストラ用の楽器だから苦戦中。
来年5月のJICAの船便が出るまでに、
なんとか集めたい」と呼びかける。

スリランカに送るために募集中の楽器

スネアドラム 3台、バスドラム 1台、シンバル 3セット、
トランペット 30台、トロンボーン 8台、フレンチホルン 8台、
チューバ 6台、フルート 40台、バイオリン 80台、
ビオラ 30台、チェロ 25台、コントラバス 6台、
譜面台 200本、吹奏楽譜 100組

寄付はHPを参照のうえ送ってください:
http://www.gakudan.or.jp/konna/umi/index.html
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