第3子保育料すべて無料化 足利市


下野新聞
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 【足利】子育て支援対策として、
市は21日、来年度から、第3子以降の
保育料をすべて無料化すると発表した。
また、3歳未満の保育料の15%を減額。
子ども医療費については、窓口負担のない
「現物給付」の対象を3歳未満から未就学児まで拡大する。
市はこれらの新たな三事業で、子育て環境の充実を目指す方針。

 第3子以降の保育料はこれまで、
兄弟姉妹のうち18歳未満の最年長者を
「第1子」と数えて3番目の子を無料としていた。
この条件をなくし、保育所は保育料、幼稚園は
入園料も含めてすべて無料にする。
市こども課によると、年齢制限など条件のない
無料化は県内で初めて。

 この事業の対象となるのは保育所200人、
幼稚園259人で、市は約6400万円を負担する。

 3歳未満の保育料の減額については
「低年齢児の保育料は高い。
支援を拡充し、出生率アップなどにつなげたい」(同課)とする。
対象は795人、市の負担は約2800万円。

 子ども医療費は、現行では3歳未満が現物給付。
3歳から未就学児までは、医療機関の窓口で支払った後、
給付される「償還払い」だったが、
来年度から現物給付にする。
担当の市保険年金課によると、
この事業に伴う市の歳出は約4900万円となる見込み。

 現物給付することで県の補助率は
2分の1から4分の1に減るため、
市の費用負担はさらに約2300万円増えるとみられる。
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