毎日jp様
------------------------------------------------
佐川町の児童福祉施設で複数の児童から
「指導員に虐待を受けた」という訴えがあり、
県や児童相談所などが調査に乗り出したことが
7日、毎日新聞の取材で分かった。
施設を運営する社会福祉法人の理事長を務めていた
田村輝雄県議は「職員への指導が不十分だった」などとして
3日付で辞任。
また施設長が自主退職、副施設長は
「児童へのケアが不十分だった」として法人から解雇された。
同法人が運営する施設を巡っては
08年にも県が改善勧告を出しており、
再び混乱の様相を呈している。【倉沢仁志】
複数の施設関係者によると今年9月27日に複数の児童から、
複数の施設関係者によると今年9月27日に複数の児童から、
「(指導員に)ほほをたたかれた」や
「性的ないやがらせを言われてからかわれた」といった
身体的、心理的虐待を疑わせる苦情があった。
同法人は第三者委員会を設置し、事実関係を調査。
県や児童相談所も調査に乗り出し、
複数の入所児童や指導員への聞き取りも行われたという。
指導員は聞き取りに対し「暴力はしていない」
指導員は聞き取りに対し「暴力はしていない」
「中傷などをしたことはない」と一連の行為を否定しているという。
一方で毎日新聞が入手した資料によると、
第三者委員会は10月14日付の中間報告書で
「指導員の回答は、児童の満足いくものではない。
真偽のほどはともかく、数多くの訴えに対し、
真摯(しんし)に、重く受け止める必要がある」との所見を出した。
同法人を巡っては08年、運営していた
同法人を巡っては08年、運営していた
児童養護施設の児童に対し、
懲罰として炎天下での草むしりなどを強要。
尾崎正直知事は当時の記者会見で
「私は虐待だというふうに思う」と虐待を認める考えを示し、
同法人理事会は当時の施設長ら
5人を懲戒解雇などの処分とした。
県児童家庭課は毎日新聞の取材に対し、
県児童家庭課は毎日新聞の取材に対し、
「特定の施設を調査しているかどうかは答えられない」とし、