障害や発達に不安 子どもの成長記録 石狩市「サポートブック」作成


Doshin web
------------------------------------------------
 【石狩】市は、障害があったり、発達に関して
心配がある15歳までの子どもの成長過程を
整理して記録できる「サポートブック」を希望者に配っている。
保護者が子どもの状態を関係機関に正確に伝えて
情報を共有しやすくするのが目的で、
市内の小中学校や市こども発達支援センターなどに置いている。

 サポートブックはA4判。
子どもの成長に応じ、支援を受けた機関名や
福祉制度の利用状況、保護者が子どもにどう接してきたか、
第三者に配慮してほしい点などを項目ごとに記載できる。
ファイル形式のため、用紙が不足した場合は
市のホームページからダウンロードして足すことも可能だ。

 市内の福祉事業所や保護者などでつくる
石狩市地域自立支援協議会が、
保護者の要望を受け約1年半かけて作成。市が発行した。
市によると、発行は、石狩管内では札幌に続き2番目。
9月から配り始め、これまで約100人が使っているという。

 サポートブックを提案した保護者(53)は
「子どもが利用する支援機関が変わる度に、
子どもの状態を最初から説明するのが大変だった。
サポートブックがあれば、
誰もが一読して子どもの様子を理解できる」と話す。

 市の担当者も「口頭の説明では大切な部分が
抜け落ちる心配もあるが、サポートブックなら防げる」とし、
「支援機関が変わる際にも引き継ぎをしやすく、
保護者の負担を減らせる」という。

 同会は本年度中に、中学校を卒業した人を対象にした
サポートブックも作成する考え。
------------------------------------------------
保育士新卒 保育士転職