完成した通学用バス停に虹描く 大船渡・赤崎小児童


岩手日報
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 津波で校舎が全壊した大船渡市赤崎町の
赤崎小(佐々木貞子校長、児童103人)の
スクールバス停留所4基が17日、完成した。
保護者の要望を受け、市内外の民間団体が
費用を負担し地元住民が建設などに協力。
子どもたちは支援に感謝しながら、
復興への願いを込めて虹を描き、完成を喜んだ。

 津波で被災し、さら地が広がる赤崎町の県道沿い。
同日は佐野、中赤崎、赤崎小前、永浜の各停留所で、
利用する児童や保護者が色塗り作業に励んだ。

 停留所は屋根付きの木製で広さ約10平方メートル。
側面の一部は児童がデザインを考案した。
描かれたのは七色の虹。女子児童(6年)は
「周りは何もなくなったけれど、
地域が少しでも明るくなるといい」と筆を持つ手に力を込めた。

【写真=地域住民らと共にバス停に虹を描く赤崎小児童】
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