【茨城】児童虐待認知増加の一途 10月まで125件 関心の高まり背景


東京新聞
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 県警は、今年十月末現在で
百二十五件の児童虐待を認知したと発表した。
前年同期を十四件(12・6%)上回り、
依然として増加傾向は続いている。
県警少年課は、増加について
「児童虐待に対する周囲の関心が高まっていることが背景にある。
被害の拡大防止には早期発見が一番だ」と説明する。
 (妹尾聡太)

 少年課によると、一件の虐待で
被害者が複数人に及ぶケースもある。
被害を受けた十八歳未満の子どもは百八十三人で、
幼児と小学生がそれぞれ33・9%を占めた。
百二十五件の内訳は、殴ったりする
身体的虐待が七十件、夫婦げんかを見ることなどによる
心理的虐待が三十二件、ネグレクト(育児放棄)が二十二件、
性的虐待が一件だった。

 虐待する側は実父が49・3%と最も多く、
次いで実母35・4%、義父6・3%の順。
県警への通報者は、最多が家族の50・4%で、
虐待を受けた本人は11・2%だった。

 県警は虐待の認知後、児童相談所に通告している。
児相側は保護者を指導したり、
子どもの身柄を児童養護施設などで保護したりする。
通告を受けて一時保護した事例は、十月末現在で二十件。
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