広島・長女暴行死:担当の児相、見守りや経過確認せず 09年度以降6件 /広島


毎日jp
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 府中町の小学5年、女児(当時11歳)が
母親被告(28)=傷害致死罪で起訴=から
暴行され死亡した事件を受け、
県は19日、女児の児童養護施設入所措置を担当した
児童相談所「県西部こども家庭センター」(南区)が
09年度以降にかかわった案件の状況を公表した。
今年10月末の間、家庭への引き取りで入所措置を解除した
64件のうち、見守りや経過確認などを全くしていない事案が、
女児の件を含めて6件あった。

 県によると、内訳は09年度2件
▽10年度4件▽11年度以降はなし。
同センターは6件とも「虐待再発のリスクが低く、
見守りの必要はない」と判断し、
地元の要保護児童対策地域協議会などに連絡をしていなかった。
安否状況を確認したが、いずれも問題はなく、
既に関係機関への見守り・支援を依頼した。

 女児は11年3月に入所措置が解除され、
母親被告と暮らしていたが、
県は「虐待再発のリスクは低い」と判断。
府中町には電話で転入などの情報を伝えたが、
文書での引き継ぎはせず、それ以降は対応していなかった。
厚生労働省の指針は「入所措置解除後の
継続指導期間を少なくとも6カ月程度」と明記しており、
県の措置後の対応が検証されている。【黄在龍】
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