父親の育児家事参加 5年前より増加


NHK NEWS WEB
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子どもを寝かしつけたり掃除をしたりするなど、
父親が育児や家事に関わる割合が、
5年前に比べて増えていることが
民間の研究機関の調査で分かりました。

この調査は、去年11月、
「ベネッセ次世代育成研究所」が
0歳から2歳までの子どもの父親1303人を対象に行いました。
それによりますと、
「週に1回以上、子どもがぐずったときに落ち着かせる」
と答えた人が82.8%。
「週に1回以上、子どもを寝かしつける」のは57.9%で、
いずれも5年前の同じ調査と比べて、
およそ5ポイント上昇していました。
また、家事についても、「週に1回以上掃除をする」と答えたのは44.6%、
「週に1回以上洗濯する」のは35.9%で、
いずれもおよそ8ポイント上昇していて、
父親が家事や育児に関わる割合が
増えていることが分かりました。
東京・板橋区の保育園でも、
ここ数年、子どもと来る父親が増えていて、
朝8時前になると父親たちが次々に子どもを送りに来て、
着替えなどの準備をしたあと、
子どもに手を振って職場に向かっていきました。
父親たちは「掃除をしてから出てきた」、
「パパを好きになってくれるので、
子どもとの時間を長く持つようにしている」などと話していました。
母親からは「掃除も洗い物もやってくれるのでありがたい」
という声がある一方で、
「子どもはお互いに大切なものなので、
分担は当たり前」という声も出ていました。
調査をしたお茶の水女子大学の菅原ますみ教授は
「イクメンブームで父親の意識が変わってきたほか、
父親も育児休暇が取りやすくなってきている。
子どものために企業にも行政にも
一層の支援を求めたい」と話しています。
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