これでは逆効果!子供が親の言うことを聞かなくなるNG叱り方4つ


WooRis
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人を叱るのってすごくエネルギーのいることですよね。
特に、叱る相手が大人とは目線や感覚が
全く異なる子どもであればなおさらです。

でも、我が子が危険なことをしたり、ルールを破ったり、
あるいは人を傷つける行為に及んだりする場合には、
親としては毅然とした態度で叱らなければなりません。
あなたは子どもをきちんと叱ることができていますか?

“叱る”といっても、ただ感情的に声を荒げるだけでは、
しつけの効果が薄いばかりか、
いたずらに子どもの心を傷つけるだけ。
「どうしてウチの子は、私の言うことを
全く聞いてくれないんだろう……」とお悩みのお母さんは、
もしかすると叱り方に問題があるのかもしれません。

そこで当記事では、幼児教育の『エンピツらんど』
創業者・立石美津子さんの著書
『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』から、
NGな叱り方4パターンを紹介していきたいと思います。


■1:真剣に叱っていない

子どもに対して始終ガミガミ言っているのに、
子どもの言動や態度がちっとも改善されない
なんてことはありませんか?
 それは子どもにあなたの“真剣さ”が伝わっていないから。
真剣に叱らないと、子どもは次第に「また言ってら」と、
あなたの小言を右から左に受け流すようになります。

「私はいつでも真剣に叱っている!」
という反論があるかもしれません。
でも、ただ“怒鳴る”だけでは真剣だとはいえないのです。
たとえば、キッチンで皿洗いをしながら、
「こら! またそんなに散らかして」なんて一喝するのは、
単に怒りの感情をぶつけているだけにすぎません。

本当に叱りたいのであれば、次のような方法で徹底的にやりましょう。


<叱るときには場所を変え、正座させましょう。
それだけで、子どもは何を言われるのかわかります。
そして淡々と言います。
言葉によりしつけをするのではなく、
空気、顔つき、声のトーン、瞳の中の炎、
これらすべてを使って計画的に演じ
子ども自身に気付かせて叱ります。>

いつも金切り声をあげるだけの
ワンパターンでは能がありません。
普段は優しくニコニコと接し、ここぞというときには、
きちんと子どもと向き合い、
ただならぬ空気を感じさせるというメリハリが大事です。

■2:「さっきは言いすぎた」と前言撤回する

厳しく叱ったことが心に響くと、
子どもは目に涙を浮かべたり、
緊張で全身をこわばらせたりします。
こうした子どもの変化を見て、
「お母さん言いすぎたわ、ごめんね」と
態度を軟化させる人がいますが、これはよくありません。

というのも、こうした前言撤回をすると、
子どもは「だったら何でそんなに怒ったんだ」
と理不尽な思いをするだけだからです。
せっかくあなたの思いが子に届きかけたのに、
それが台無しになるばかりか、
親に対する不信感さえ生じます。

<子どもが青ざめたり、緊張したら
「私の注意が心に届いたな、計画成功」と喜びましょう。
そして、淡々と低い声でゆっくりと
「いいわね、もう2度と同じことをすんじゃないよ」と言いましょう。>

叱るときは叱る。態度を一貫させましょう。
下手に子どもに気に入られようとして
途中から融和的な態度をとるのはNGです。

■3:脅迫形で叱る

子どもが言うことを聞かないのに腹を据えかねて、
つい次のような脅迫形で子どもを叱りつけていませんか?

<「いつまでもゲームしているんだったら、今日は夕飯抜きよ!」

「そんなにママを困らせるんだったら、よそのおうちの子になる?」>

しかし、こうした脅迫形は、百害あって一利なしです。
子どもははじめのうちこそ、渋々言うことを聞くでしょうが、
そのうち、言いつけを守らなくても
脅迫内容が実行に移されないことを学習します。

そうなると、子どもに脅迫作戦は効かなくなりますし、
「どうせ口先だけ」と親を舐めることにもつながりかねません。

■4:叱るだけで褒めない

先日のニュースで、人は何かを学ぶとき、
褒められるほうが上達が早いことが、
科学的にも証明されて話題を呼びました。
しつけのために叱る場合も、ただ怒ってばかりだと、
しつけの効果が表れにくいでしょう。

たとえば、子どもが部屋を散らかすのを何とかしたい場合、
散らかしたときに叱るだけでは、
いつまでも片付けの習慣は身に付きません。

子どもは、叱られて「しまった!」と思ったら、
きちんと改善しようとします。
ところが、せっかく頑張ったのに、
親が知らんぷりをしているとがっかりして、
また元の黙阿弥になってしまうのです。

ですから、叱ったあとに、子どもの態度・言動に
少しでも良い変化が見られたら、
できるようになったことを褒めてください。
“叱る”と“褒める”は必ずセットにしましょう。

以上、親が子どもにやってはいけない
NGな叱り方4パターンをお届けしましたがいかたでしたか?
 子どものしつけにお悩みのかたは、
ぜひこれらのパターンを避けて、
子どもにきちんとあなたのメッセージを伝えてくださいね!
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