仮設の子どもに遊具を 夢満載「あそビークル」出動 仙台


KoLnet
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 仙台市のNPO法人
「冒険あそび場せんだい・みやぎネットワーク」は、
ゲーム盤など子どもの遊具を積んで仮設住宅などを回る自動車
「あそビークル」2台を導入した。
ボディーが黄色やオレンジ、黄緑色などで塗装され、
カニや音符などの絵が描かれている。
市内6カ所で開いている「あそび場」に12月1日から出動する。
昨年8月から遊具を運び、にぎやかな絵で人気の
軽ワゴン車「プレーカー」1台と共に活躍させる。
 「あそビークル」は、企業などから譲り受けた
ワンボックス車とワゴン車を利用した。
 塗装したのは、横浜市を拠点に活動する
壁画アーティスト、ロコ・サトシさん。
ネットワークが東京のNPO法人「日本冒険遊び場づくり協会」から
借り受け、仙台で運用している「プレーカー」の塗装も手掛けた。
 ロコさんは、今月21日から28日までの8日間、
仙台市若林区の卸町イベント倉庫で作業。
「絵を見て子どもたちの心が少しでも明るくなり、
震災復興に貢献できればうれしい」と期待する。
 ネットワークは昨年8月から、東日本大震災で被災した
沿岸部に近い若林区の公園などで、
ゲーム盤や工作道具などで子どもたちに自由に遊んでもらう
「あそび場」を開いている。
「あそび場」で子どもたちを見守るプレーリーダーの
根本暁生さん(40)は「震災がまた起きるかもしれない、
という不安を抱えた親や子どもは、今も少なくない。
一人でも多くの人に安心できる遊び場所を提供したい」と趣旨を語る。
 遊具を積んだ「プレーカー」は、「あそび場」の象徴的存在。
根本さんは「プレーカーはいずれ返さなければいけない日が
来るかもしれないが、あそビークルはずっと仙台で活用できる。
どんどん使っていきたい」と話している。
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