話せる「ロボ児童」と交流 精華・東光小で2月から実験


京都新聞
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 来年2月からロボットを授業に参加させる
実証実験の場に選ばれた京都府精華町の東光小で
8日、人型ロボット「ロボビー」がお披露目され、
児童らと交流した。

 実験は、同小校区内にある
国際電気通信基礎技術研究所(ATR)などが参加する
「人とロボットの共生による協創社会の創成プロジェクト」
(領域リーダー・三宅なほみ東京大大学院教授)の一環で、
2014年3月まで行われる。

 ロボビーは高さ約120センチ、重さ約40キロで、
両目の部分がカメラになっているほか、
マイクやセンサーも搭載。
音声や画像データを蓄積でき、
顔認証システムで対象を識別した上で、
合成音声で相手に応じた会話ができる。
タイヤを装備し、障害物や人を避けての移動もできるという。

 ロボビーがATRの研究者に付き添われて
体育館に登場すると、子どもたちは拍手で出迎えた
。ロボビーは、手ぶりを交えて自己紹介した。
児童の代表から「何が得意ですか」と聞かれると、
「みんなの顔やお店など
いろいろなことを覚えること」と答えていた。

 来年2月から当面、理科室で5年生の授業に参加する。
休み時間中に会話したり、授業後に声を掛け、
児童の発言の感想を言ったりしてコミュニケーションを深める。
その後、学校とATRで話し合いながら
授業科目、対象学年の拡大や充実を図る。
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