病児保育 施設の74%が赤字に


NHK NEWS WEB
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かぜをひいたりして、保育所などが
受け入れられない子どもを親が仕事をしている間、
預かる病児保育を行っている施設の74%が、
昨年度、赤字だったことが分かり、施設で作る団体は、
国に補助金を増やすなど早急に対策を取るよう要望しました。

病児保育は、10歳未満の子どもが、
保育所などが受け入れられないかぜや
水ぼうそうなどの病気になった際、
親が仕事などをしている間、一時的に預かるもので、
国は年間延べ200万人のニーズがあると推計しています。
しかし、施設が都市部を中心に1400か所余りしかなく、
昨年度に利用した子どもは延べ44万人にとどまり、
利用したいのに利用できない人がいると指摘されています。
施設で作る団体が、ことし6月、
全国のおよそ300か所の施設を調査した結果、
昨年度の収支が赤字だった施設が74%に上り、
厳しい経営環境が施設が増えない背景に
なっているということです。
こうした施設には国や自治体から補助金が出ていますが、
中には経営難から閉鎖する施設も出ているということで、
団体は、12日、厚生労働省などに
補助金を増やすことなどを要望しました。
全国病児保育協議会の稲見誠会長は
「病児保育は子育て支援のセーフティネットなので、
国は早急に対策を取ってほしい」と話しています。
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