子育てママに救護訓練 狛江消防署


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誤飲対応など学ぶ

 乳幼児の子育て中で、
防災訓練などに参加できていないママさんたちに
訓練などを体験してもらう場を設けようと、
狛江消防署(狛江市)などが救命指導などの
講習会開催に乗り出した。

 東京消防庁のまとめによると、
同庁管内で2007~11年の5年間に
日常生活の事故で約4万3000人の乳幼児(0~5歳)が
救急車で医療機関に搬送された。
このうち、窒息や誤飲が5739人にのぼり、
その9割以上は居住場所で発生。
特に午後5~9時台に多く起きている。

 窒息や誤飲の場合、救急車到着までの
応急措置が重要だが、
同消防署が狛江市子ども家庭支援センターに集まる
ママさんたちに聞き取りをしたところ、
乳幼児を子育て中の母親は、
ほとんど防災訓練などを受けたことがないと判明。
「子供を連れていくのは大変」などがその理由だった。
一方で、「近くの場所で子連れでも参加できれば」
「子供の応急救護訓練を受けたい」との声が多く出たため、
講習会開催を思い付いた。

 初の講習会は今年5月に、
2回目は11月9日に同センターで行われ、
約40組の親子が参加。
同消防署の救急救命士から、
乳幼児が誤飲した際の対応方法を始め、
自動体外式除細動器(AED)や
消火器の使い方の指導を受けた。

 ママさんたちは、「誤飲した時は、
こんなに強く背中をたたかないといけないのかと初めて知った」
と驚きながら、真剣なまなざしで訓練に励んだ。
同消防署は今後も定期的に講習会を開いていく考えだ。
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