福島の児童が被災体験を新聞に 本紙記者の指導で製作


山陽新聞
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 東日本大震災や福島第1原発の事故で
大きな被害を受けた福島県伊達市の
石田小学校(児童数26人)で10日、
山陽新聞社の記者を招いた出前授業が行われ、
5、6年生計11人が支援者らに向けたメッセージ新聞を作った。

 同小6年生は山陽子ども記者として、
本紙子ども新聞・さん太タイムズに
「うつくしまに笑顔を」を連載中。
出前授業では、NIE推進部の赤井康浩副部長が
写真や見出し、リード(前文)を組み合わせ、
目を引く紙面の作り方を指導した。

 児童らは地震、放射線被害の深刻さのほか
全国から寄せられた支援に対する感謝の気持ちを
新聞紙2ページ分の模造紙に書き込んだ。

 同小は福島第1原発から約50キロ離れているが、
学区内に放射線量が高い特定避難勧奨地点がある。

 出前授業は、同社と公設国際貢献大学校(新見市)が連携した
「福島―岡山 学童NIEプログラム」の一環。
12日は福島県南相馬市の真野小学校でも行われる。
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