緩くて厳しいドイツの子育て方法から学べ「子どもの権利は最大限に」


女性の美学
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日本のママはがんばっています。
でも海外のママもがんばっています。
子育て先進国ドイツの子育て事情を
上手に自分の生活に取り入れて、
もっと笑顔になれる子育て期間を実現しましょう。

子どもは育てるもの

「親がなくても子どもは育つ」とは古い日本の考え方。
「子どもと犬はドイツ人に育てさせろ」とも言われる
子育て先進国ドイツでは、子どもは社会が育てるものです。

この社会の窓口は身近な大人です。
一般的にはママ、パパでしょう。
子どもは14歳くらいまで判断力に欠けますし、
何が本当に必要なものかもわかりません。

ママやパパなど周囲の大人がおもちゃや目にふれるもの、
生活の中のもの、食べるものまで選んであげることが大切です。

そういうと「それでは主体性が育たない」という反論が聞こえますが、
面倒だから放っておいて好きなものを買い与えることと、
主体性を育てることとは根本的に違います。

分別のある大人が、その子の年齢に適した環境を
与えてあげることが大切です。
しかし、気負い過ぎてしまうとママのストレスは計り知れません。
ポイントを押さえて緩い子育てをするのが
海外のママは上手です。
日本のママは頑張りすぎです。
シッターディもいい

時にはベビーシッターにお任せする1日も必要です。
特に子どもが小さいころはママも
自分の時間がもてなくなり息が詰まります。
日本では「お金をかけてシッターに預けるなんて・・・」
と否定的にとられることもあるベビーシッターですが、
ドイツでは当然です。

専業主婦でも利用します。
ただし気心のしれた人や面接を繰り返し、
大切な我が子を任せられるか審議してからにします。

信頼できるシッターさんさえ見つかれば、
ママは自分の時間を持ちましょう。
友だちとランチ、映画、飲みに行く、趣味をする・・・
そんな些細なことでも、できるとできないは大違いです。
余裕のある子育てはママも家庭も明るくします。
 
小さな子どもにこそ「権利」を

ドイツでは保険でベビーシッター代がまかなえる場合もあります。
日本のように自費で出産をする社会とはシステムが違うのですね。
日本の教育システムは最終学歴に向けて
準備されているシステムです。

小中学校は無償、公立高校は無償、
大学は補助金制度がある。
しかし妊娠、出産は自費。幼稚園は義務化されていない、
保育園は空き待ち・・・小さな子どもには「学ぶ権利」がないのです。

それでは社会とかかわる最初の1歩から守られずに、
家庭の意識によって大きな差がでてしまいます。

さらに子育てに大きくかかわるママにも手厚い保険があります。
日本と保険制度が違うので一概に比較はできませんが、
出産後の鍼灸やマッサージ、ヨガなどの保険でカバーできます。

ベビーシッター、家事のお手伝いさん、
ママの温泉旅行までカバーしてくれる保険もあるのです。
子どもが小さなうちほど、ママはゆっくりしてください、
と国をあげて言ってくれるのです。
権利と義務

日本は親の「義務」ばかり問われます。
しかしドイツでは子どもの権利が重要視されます。
すなわち、学校は親にとったら義務ですが、
子どもにとっては「行く権利」のある場所です。
行かされてるという意識は薄く、
権利があるから行くのだと教えられて育ちます。

その理解が、将来の自主性へとつながります。
そしてその姿勢はママにとっても頼もしく、
育児疲れよりも育児満喫につながります。

そのためには大人がまずは子どもの権利について
理解しなければなりません。
子どもは自分とは違う「個」だと認識します。
未来から借りている大きなパワー、それが子どもです。

決して親の持ち物ではありません。
子どもに人としての権利を認めて育てるが欧米です。
愛していると伝えて

子育てを楽しくすることの一つに「言葉の魔法」があります。
愛のある言葉をかける、
名前を呼ぶときに「かわいい」とつける。
今日も○○君と一緒でママはうれしいな、と言ってみる。
演技でもいいのです。
最初は演技でも口にだすうちに本当になります。

「愛している」もとても重要な言葉です。
I LOVE YOUにまさる言葉はありません。
愛を態度だけでなく言葉でも子どもに伝えてください。
ママもハッピーになるはずです。

日本のママは真面目で几帳面、
そして周囲を気にし過ぎ。
子どもにとってママは世界中で1人ですから、
他の家やママとちがっていいのです。
そして上手に気をぬいてください。
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