【岩手県】「勉強好き」児童生徒 増加・・・県教委学習調査


YOMIURI ONLINE
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 県教育委員会は20日、県内の公立小中学生を対象にした
学習定着度状況調査の結果概要を公表した。
授業の理解度の向上や勉強時間の増加などで
改善が見られる一方、将来の具体的な目標を持つ
児童生徒は減少傾向にあることが分かった。

 調査対象は小学4、5年と中学1、2年の計約4万6000人。
学習習慣などを聞くアンケート調査を、
各科目の学力テストと併せて実施した。

 科目別に「授業内容が分かるか」と聞いたところ、
肯定的回答の割合がほとんどの学年と科目で
前回2010年の調査を平均3ポイント程度上回り、
7~9割だった。中学の英語は微減して6~7割だった。

 授業外の学習時間では「1時間未満」の割合が減り、
「1時間以上」が増える傾向。
「勉強が好き」と答えた割合は全学年で前回調査を上回り、
小4が84・7%(前回比0・5ポイント増)、
小5が78・9%(同1ポイント増)、
中1が59・5%(同3・5ポイント増)、
中2が48%(同4・2ポイント増)だった。

 ただ、「将来の夢や目標があるか」との質問では
小4が86・6%(同2・4ポイント減)、
小5が84・5%(同0・6ポイント減)、
中1が73・4%(同0・9ポイント減)、
中2が69・6%(同0・7ポイント増)と伸び悩んだ。

 学力テストでは、小学では
全科目(国語、算数、小5のみ理科)で
平均正答率が想定の6割を超えた。
中学では、国語と中1英語が6割以上だったが、
数学と中2の英語、理科、社会が6割未満となった。

 菅野洋樹教育長は20日の記者会見で、
「学力向上対策は地道にやる必要があるが、
前提は子供が『学んで楽しい』と思うことだ。
その意味ではいい方向になっている」と評価した。
県教委は年内に分析結果を報告書にまとめ、
県内の公立小中学校に配布する。
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