子育て世代「助かります」チャイルドシート仲介 伊那市


NAGANO NIPPO
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 子育て世代の負担軽減を図ろうと、
伊那市は5日、チャイルドシートの
リサイクル交換会を市役所で開いた。
上伊那地方全域から不要になった
チャイルドシート23台が集まり、
子育て真っ最中の新たな持ち主へと譲り渡された。

 チャイルドシートは2000年の道交法改正で義務化され、
違反すると1点が加算される。
しかし、一般的な設備は4~5万円と高価な上、
新生児用や幼児用と成長段階に応じた
買い替えが必要になるなど、
負担の大きさを背景に着用率が低迷している。

 交換会は、不要になった家庭と
これから必要になる世帯を仲介し、
交通安全を浸透させつつ、
子育て支援につなげようと始まり、5年目。
市が場所を用意し、参加者同士が直接交渉する仕組みで、
市内外の約40世帯が参加した。

 提供側は、ほぼ全員が無償譲渡を申し出た。
箕輪町の女性(37)は、約5年前に4万5000円で
購入したチャイルドシートを持参。
「実家の物置に眠らせていた。
せっかくなのでまた役に立ってくれればうれしい」と話した。

 シートを手にした箕輪町の男性(32)は
「安いものじゃないので助かった。とりあえず一安心」と語り、
「地元でもこういう機会を増やしてもらいたい。
子育て世代の交流にもなる」と話していた。
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