被災地の小学生、230人ハンカチ展


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デザイナーらと共同製作、即売も

 東日本大震災の被災地の小学生と
グラフィックデザイナーらが共同製作した
ハンカチ385点が、東京都港区の
東京ミッドタウンで展示されている。

 ハンカチは会場で即売され、
収益の一部を企画に協力した子どもたちに届ける。

 企画展「やさしいハンカチ展PART2」は、
日本グラフィックデザイナー協会の主催で、
昨年に続き2回目。同協会に所属する385人が参加した。
岩手、宮城、福島県の小学3~5年生約230人が、
「花」「星」などのテーマで描いた原画を基に、
ハンカチをデザインした。

 カブトムシとクワガタを描いた岩手県の5年生男子の絵は、
青空に昆虫が雲のように浮かぶ
デザインのハンカチ=写真上=に。
福島県の4年生男子による鳥の絵は、
ハンカチの全面に大きくプリントされ=同下=、
カラフルな模様が強調された。
子どもたちの絵や発想を生かした様々な作品が楽しめる。

 ハンカチはいずれも綿100%で、縦横各45センチ。
1枚1200円で、製作費を除いた売り上げが
子どもの通う小学校に贈られる。
今年7月には各校で同協会が協力し、
収益金の使い道を子どもたちが考えるイベントも行われる。

 企画に携わった同協会の福島治さんは
「子どもたちには、自分の描いた絵が
一つの作品になる達成感を味わってほしい。
人を笑顔にするデザインの力を感じられるはずです」
と話している。

 企画展は2月17日までで、入場無料。
東京のほか全国20か所での展示を予定している。
問い合わせは同協会(03・5770・7509)へ。
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