潜在保育士再就職 待機児童解消へ“仲人” 福岡県がコーディネーター選任

西日本新聞
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 保育所に入ることができない
待機児童の解消を目指して県は、
資格を持ちながら出産や子育てなどで働いていない
「潜在保育士」と、保育所を結び付ける
専門のコーディネーターを2013年度から
選任する方針を決めた。
県によると、九州では初めての試みという。

 県子育て支援課によると、コーディネーターには、
保育士の業務と保育所の運営などに
精通した専門家1人を選任する予定。
復職を希望する潜在保育士の相談を受けて条件に合った
保育所を紹介したり、双方の条件を調整、助言したりする。
配置場所などは今後、
保育関係団体などと協議を進めていく考え。

 県への保育士の登録数は約5万人だが、
実際に保育所で働いているのは約1万7千人にとどまる。
県が11、12年度に潜在保育士を対象に実施した
「復職支援研修会」では、出産や子育てなどで
勤務時間などの条件が合わないことから、
再就職が難しいケースが多くみられたという。

 県子育て支援課は「入所できる児童を増やすには、
保育士の確保が急務。
コーディネーター選任により、
潜在保育士と保育所双方のマッチングを進めたい」としている。
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