児童虐待防止へ専門員配置、福岡県が拠点病院に


YOMIURI ONLINE
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 福岡県は新年度から、
増加傾向にある児童虐待の対策として、
「虐待専門のコーディネーター」を
県内の中核的な小児救急病院に配置する方針を固めた。
虐待の疑いのある子供を診察した
地域の開業医らの相談に応じたり、
虐待を見抜く研修会を開いたりして、
早期発見につなげるのが狙い。
医療と行政をつなぐネットワークの要としての
役割も期待され、配置されれば全国初という。

 県によると、福岡、北九州、筑後、筑豊の
4地域の小児救急病院を拠点病院に位置付け、
各病院に1人ずつ配置したい考えだ。
国の補助事業を活用し、人件費は半額補助を受ける予定。
今後、県医師会や関係自治体と協議する。

 県内の児童相談所が対応した
2011年度の虐待件数は1724件で、
児童虐待防止法が施行された00年度の
約1・6倍。都道府県別では全国で9番目に多かった。
医療機関からの通告は4・7%だけだった。
県は「保護者や子供がうその説明をして判断に苦慮したり、
虐待でなかった時の責任問題や情報提供したことが
漏れることの不安から対応が遅れたりすることがある」
と分析する。
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