愛媛 てんぐが子ども抱く「子泣かし天狗祭」


NHK NEWS WEB
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恐ろしいてんぐの格好をした男たちが
子どもを抱きかかえて健やかな成長を願う
「子泣かし天狗祭」が、愛媛県鬼北町で開かれました。

この祭りは、山に住むてんぐが
年に1度だけ里に降りてきて、
子どもたちを驚かせたおわびに健康を授けるというもので、
平成3年から町おこしの一環として始まりました。
町の体育センターには、
1歳の幼児52人が保護者に付き添われて集まりました。
照明が落とされた会場には重々しい太鼓が鳴り響き、
赤や青などの光が飛び交うなか、
恐ろしいてんぐの格好をした男たちが姿を現しました。
鼻の長い真っ赤な顔のてんぐが
子どもの名前をひとりずつ呼んで抱きかかえると、
子どもの多くはあまりの恐ろしさに
大きな声で泣き叫んでいました。
そして、「元気に育て」といったてんぐの掛け声に合わせて、
子どもたちの保護者が大太鼓を「ドン」と1回打ち鳴らし、
わが子の健やかな成長を願っていました。
参加した地元の母親は「迫力満点で楽しかったです。
きょうたくさん泣いていたので、
元気に育ってくれると思います」と話していました。
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