食物アレルギー疾患の児童、生徒増加 学校栄養士に注意喚起

下野新聞
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 【宇都宮】食物アレルギー疾患がある
市立小中学校の児童・生徒が増加傾向にある。
2008年度は582人で全体に対する割合は
1・4%だったが、本年度は887人、2・2%となった。
昨年12月には東京都調布市の市立小学校で
乳製品にアレルギーがある5年生女児が
給食を食べた後に亡くなった事故もあり、
市教委は05年度に定めた
「学校給食における食物アレルギー対応マニュアル」に基づき、
事故の未然防止に力を入れている。

 調布市の事故を受け、市教委は今月末、
学校栄養士を集める会合で
「マニュアルに基づいてやるべきことを確認し、
事故を未然に防ぐ」(市教委学校健康課)ため、
あらためて注意喚起する。

 市教委のマニュアルには、年1回保護者と面談する際の注意点、
万が一の対応、調理方法などをまとめた。
05年度から、就学前健康診断で保護者に
「アレルギー調査票」を記入してもらった上で
入学前に面談、アレルギー把握に努めている。

 昨年5月現在のアレルギー疾患者は、
小学生674人、中学生213人。
アレルギー物質は卵やキウイフルーツ、
乳製品、魚介類、ピーナツなど。
対象者の給食はアレルギー物質を除去や
代替するなどして別に調理する。
児童・生徒の状態によっては、弁当持参のケースもある。
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