意外と歩かない? 児童の歩数横ばい…徳島

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 徳島県教委が実施している小学校高学年の全児童を対象に、
1日当たり1000歩多く歩くことを目標にした
「プラス1000歩チャレンジ事業」で、
昨年の平均歩数が前年より207歩少ない
1万1307歩だったことがわかった。

 開始から3年目で平均歩数は横ばい状態で、
県教委は「やる気を持続する仕掛けを考案して、
歩数アップにつなげたい」としている。

 プラス1000歩チャレンジ事業は、
2009年度の国の全国体力テストで、
県内の小中学、男女のいずれでも実技8種目の合計点が
全国平均を下回ったのを受け、
県教委が策定した「子どもの体力向上支援プラン」の一環。

 小学5、6年を対象に歩数計を配布し、
毎年6月に計測した1日の平均歩数より、
1000歩多く歩くことを目標にした取り組み。
10年度から始まった。

 調査は県内の全小学校190校の
小学5、6年児童約1万3000人を対象。
昨年7月の1週間分について、児童ごとの歩数を集計し、
日数で割って1日平均の歩数を算出した。
昨年の結果は1万1307歩で、
11年の1万1514歩より減ったが、
初年度の10年と比べると、184歩多かった。

 一方、昨年12月にプラス1000歩の達成率を調査したところ、
小学5年生は59・8%で前年比18・8ポイント増、
小学6年生は58・1%で22・6ポイント増、
全体では20・8ポイント多い59%で、
達成率自体は伸びている。

 地方の児童が意外と歩いていないことを示すデータがある。
06年に北海道教育大が行った北海道釧路市と
都内の児童の比較では、
▽6年男子 同市1万5277歩、都内1万8889歩
▽4年女子 同市1万644歩、都内1万3858歩と、
都内の児童の方がよく歩いていた。

 交通の便が悪い地方では、車に依存し、
歩く機会が少ないのが一因とみられる。
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